20年落ちの愛車カローラワゴンを手放すことになりました。
走行距離は9万3000キロしか走っておらず、乗ろうと思えばまだまだ乗れそうです。
しかし、20年間一度もタイミングベルトを交換していないため、走行中切れるのではないかと心配です。
数年前にディーラーに相談したことがあるのですが、「10万キロ越えてから交換すればいいですよ」「年数は関係ないですよ」という悠長な回答。
ネットで調べると、「10万キロ走ってなくてもタイミングベルトは経年劣化するので、10年で交換しましょう」という意見が大多数。
車検の有効期限は11月末ですが、タイミングベルトがそこまで持つかどうか心配なのと、5月の自動車税を払いたくないという理由で1月中に売却することに決めました。
この時点で1月16日。一月中に売却すれば2月分と3月分の重量税・自賠責・自動車税が還付されますので、とにかく1月中に売却したいと考えました。
廃車買取はディーラーや中古車販売店では値段がつかない
車を売却・廃車するのに必要な印鑑証明書を明石市役所でもらい、20年間の感謝を込めて最後の洗車を済ませました。
あと2週間しか猶予がなく、急がないといけません。
全国展開してるような廃車買取店よりも、地元の買取業者のほうが車の持ち込みができるし、話が早く進むと考えました。
そこでグーグルで検索した結果、明石の「リサイクルパーツ竹内商会」と稲美の「ニコスアンドサンズ」にホームページの無料査定フォームから査定を依頼したのですが、いっこうに返事が返ってきません。
こない返事を待ってる余裕はありませんので、いつも車検でお世話になっているコバック系列の新古車販売店に直接車を持ち込み査定の依頼をしました。
しばらく待たされた後、「値段はつかない」「0円で引き取りますよ」との回答。
値段がつかないのはある程度納得できるのですが、問題なのは重量税・自賠責の還付金を返してくれないこと、上乗せもなし。
還付金は廃車にかかる費用にあてるとのことでした。
内心「冗談じゃない」と思いながらも、その場は「少し考えさせてください」と返事をし、店をあとにしました。
そしてその足で、まだ査定の回答をもらっていない「ニコスアンドサンズ」に向かいました。
「ニコスアンドサンズ」にたどり着き外から眺めると、どうもやってる感じじゃない雰囲気。廃業したのかな?
こうなったら「竹内商会」も期待できそうにない。
どうする?
廃車買取は持込できるところがいい
しかたがないので、ネットで全国展開してる廃車買取会社を探しました。
数ある廃車買取会社のなかでも廃車本舗というのがかなり良さそうに思えました。重量税・自賠責の還付金も返してくれるとキッチリうたっているところが感じがいい。
よくある質問
重量税の還付金と自賠責保険の未経過分(返戻金)はいつ受け取れますか?
廃車本舗では、どちらの還付金(返戻金)も買取金額と合わせてお振込させていただいております。
https://haisyahonpo.jp/faq/returntax_others
ネットでの評判も良さそうだし、査定額もすぐに教えてくれるようです。
しかし車の持ち込みができないのがネックになりました。
廃車本舗での廃車手続きの流れはこうです。
まず廃車本舗から返信用レターパックが送られてきます。そのレターパックに必要書類を入れ、ポストに投函し、廃車本舗で必要書類の確認が終わり次第、やっと引き取りの日時が決まります。
それでは時間がかかり、1月中の廃車が間に合いそうにありません。
やはり持ち込みができて、対面で書類と現金の受け渡しができる廃車買取会社がいいと思いました。
大切な書類を先に郵送しておいて、どこのだれが引き取りにくるかもわからないなんてちょっと怖すぎますしね。
ほとんどの廃車買取会社が引き取りしかおこなっていないなか、持ち込みにも対応している会社を見つけました。
廃車王です。
廃車王では引き取りと持ち込みのどちらかを選択することができます。
自走できる車であれば、持ち込みのほうが査定額の面でも有利だと思いますのでオススメです。
不動車(動かない車)であれば仕方がないですが、引き取りは案外たいへんだと思いますよ。
うちのように、車一台しか通れないような狭い家の前だとレッカー車が入ってくるのも大ごとです。
近所の人に何事かと思われるのもなるべく避けたいですし、最後は静かにひっそりと持ち込んで愛車とお別れしたいですね。
廃車王は加盟店の顔ぶれがわかるところがいい
廃車王のもう一つのメリットは、加盟店の顔ぶれがわかるところです。
兵庫県の場合でしたら、廃車王のホームページで「あなたのお近くの廃車王」の兵庫県のリンクをクリックすると、兵庫の加盟店の詳細がわかります。
加盟店の詳細を参考にして、どの加盟店に査定・買取を依頼するか選ぶことができます。
これは、他の廃車買取会社にはない画期的なシステムだと感じました。
この「加盟店の詳細を公開している」というシステムがあるからこそ、廃車王では持ち込みが可能になるのだと思います。
私の場合、一番近い廃車王の加盟店は、三木にある「多田自動車商会」になります。
リンクされてる「多田自動車商会」のホームページを見て信用できる会社だとわかりましたので、さっそくオンライン査定を申し込みました。
すると、すぐに直接「多田自動車商会」の担当者から電話があり、査定金額を教えてもらえました。
査定金額は、15,000円 でした。
ネットで調べた廃車の買取相場と同じ額なので、悪くないと思いました。
廃車の買取相場
軽自動車 | 8,000円 |
普通自動車 1,300cc以下 | 10,000円 |
普通自動車 1300cc ~ 2000cc | 15,000円 |
普通自動車 2000cc ~ 2500cc | 20,000円 |
普通自動車 2500cc ~ 3000cc | 25,000円 |
普通自動車 3000cc以上 | 30,000円 |
ただ、意外だったのは自賠責の解約の手続きは自分でしなければならないこと。(廃車本舗では全部やってもらえます。)
自賠責を解約するには「登録事項等証明書」という書類が必要になりますので、後で郵送してもらうことを確認し、廃車買取を翌日にお願いすることになりました。
とんどん拍子に決まりました。
廃車買取当日
いよいよ長年お世話になった愛車とお別れの日がきました。
廃車王「多田自動車商会」の近くにある三木山森林公園までドライブし、お別れの儀式を行いました。
愛車をなでながら「長い間ご苦労さまでした。ありがとう!」と言葉をかけてあげました。
情がわいてしまって、やはり寂しいものがあります。
泣いても笑ってももう終わり。廃車王「多田自動車商会」に向かいました。
到着。
廃車王 三木・神戸店「株式会社多田自動車商会」
中に入ると社員一同立ち上がって元気よく挨拶をしてくれたので、ちょっとびっくりしました。
「下町ロケット」の佃製作所ように活気のある会社ですね。
電話で査定をしてくださった担当の女性が対応してくれました。
手続きはあっけないほどすぐに終わり、現金15,000円をいただきました。
車は解体された後、利用できるものに関してはリサイクルパーツとして再利用されるそうです。
どうか新しく生まれ変わって、また世の中のために役立ってください!
車に最後の挨拶をし、廃車王「多田自動車商会」を後にしました。
というわけで、三木はもちろんのこと神戸周辺で廃車を考えておられる方には、廃車王 三木・神戸支店「多田自動車商会」がおすすめです。
もちろん、廃車するまでに時間的余裕があり、1円でも高く売りたいという方は、「廃車本舗」「廃車買取.com」「廃車ラボ」などいろいろな廃車買取業者に査定を依頼するのもアリだと思います。